女性特有の病気

 ライフスタイルの変化などにより、乳がんや子宮頸がんにかかる人が増えています。ここでは、女性が注意すべき病気のうち、乳房と子宮の主な病気を紹介します。

乳房の病気

検診を活用し早期発見を! 

乳がん

乳管と乳腺にできる悪性の腫瘍です。乳がんはマンモグラフィなどの検診を受けることで早期発見が可能です。また、健康管理として乳房に異常がないかセルフチェックすることも大切です。

乳腺線維腺種

乳腺にできる良性腫瘍の代表的なものです。しこりは米粒大からウズラの卵大程度が多く、硬くて弾力があり、周囲との境界がはっきりとしているので、触るとコロコロと良く動きます。痛みはほとんどありません。しこりの大きさが変わらないようであれば経過観察で十分です。

乳腺症

乳房にしこりができるため、乳がんと間違えられやすいのですが、乳腺症は良性です。境界がはっきりしない大小さまざまなしこりが複数個できることもあります。両方の乳房にできるのも特徴です。卵巣ホルモンが過剰に分泌され、乳腺が刺激を受けることが原因と考えられています。月経前にはしこりが大きくなり、終わると小さくなります。特に治療の必要はありません。

子宮の病気

不正出血に注意しましょう!

子宮頸がん

子宮の入り口に発生するがんで、初期症状が少なく、不正出血や性交時の出血で気づくことがほとんどです。進行すると出血やおりものが増えます。性交渉で感染するヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で、20~30歳代で増えています。HPV感染予防のためには、ワクチン接種が有効です。しかし、ワクチン接種をしても100%予防できるわけではありません。定期的に検診を受けることが大切です。

子宮体がん

子宮体がんは、子宮内膜ががん化し、子宮内に血液や膿、分泌液がたまってきます。閉経後に発症しやすく、初期には無症状なことが多いため、不正出血があっても閉経前の月経不順と思い、見逃してしまうことも少なくありません。がんが進行すると血が混じったり、悪臭を放つおりものがみられます。

子宮筋腫

子宮筋層にある細胞が増殖し、こぶのような筋肉のかたまりになります。成人女性の4人に1人は子宮筋腫があるといわれるほど身近な病気です。筋腫の種類によって、過多月経や不正出血、激しい下腹部痛などの症状があります。多くの場合、閉経後は小さくなり、症状は軽くなります。

子宮内膜症

子宮内膜に似た組織が子宮内膜外の場所で発生し、増殖するものです。症状は月経痛や腹痛、排尿痛、性交痛などです。なかでも月経痛は非常に強く、鎮痛剤が効かないこともあります。卵巣ホルモンの分泌が活発な30歳代に多く、月経のある女性の5~10%にみられる慢性的な病気です。

出典:女性のための健康手帳より

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